こんにちは!「しゃろ」(@shalo_engineer)です。
最近、プログラミングを学び始めて、たった2ヶ月でHP(ホームページ)作れるようになった!!
プログラミングで副業してる!
って方が増えてきて居ますが、著作権についてもしっかり勉強してますか?
今回は、著作権に関わるほんの一部分ですがお話をしていきます。
みなさん、copyrightって聞いたことありますよね?
きっと著作権関連のことでしょう?と知っている方は多いと思います。
でも、一体何なのか具体的に知っている人は少ないのではないでしょうか。
しっかりと勉強して理解しておかないと、知らないうちに著作権違反していたり、重大なコンプライアンスの問題になったり、大きなリスクとなります。
自分の身を守るためにもしっかり勉強しておきましょう!
全然勉強していなかった!!という方は、この記事を読めばOK!
せっかくHPを作る技術があるのですから、大きなリスクは避けたいですよね。
目次
copyrightとは
よくHPのフッターに©︎ 2020 all rights reservedと書いているのをみたことあると思います。この「©︎」がcopyrightです。省略した記号(コピーライトマーク)と理解していただいで大丈夫です。
当ブログにも下のほうに書いてありますよ〜
では、copyrightとはどういう意味なのでしょうか。
copy:複製 right:権利, 右
という意味です。copyrightには、「著作権」「保護された著作物」という意味があります。
つまり、許可がないと、自由に複製したり、変更したりできない。ということですね。
え?じゃあ、書いてなければ自由に使って良いのかって思った方がいるのではないでしょうか。
答えは、「No」です。
実は、copyrightは書かないといけない決まりがないのです。
日本の著作権法では、創作された時点で自動的に著作権が発生する仕組みとなっています。
つまり、copyrightを書いていても、書いていなくても著作権は発生しているわけです。
copyrightを書く理由
ここまでで、copyrightの意味は何となくわかっていただけたかと思います。
書いても書いていなくても著作権が発生しているなら、書かなくても良いじゃないか!
では、なぜcopyrightを書いているサイトが多いのでしょうか。
書くことのメリットを挙げます。
- 無断複製を未然に防止できる
- 著作物が生まれた年を明確にする
- 著作権保持者を明確にする
- 閲覧者に安心を与える
といったメリットが挙げられます。
無断複製を未然に防止できる
copyrightを書いてあるにもかかわらず、堂々と複製する人はいないですよね?
書いてあるだけで、著作物ですよ!ということがアピールできます。
これは、私の著作物なので勝手に複製しないでくださいね!という意思表示になります。
著作物が生まれた年を明確にする
著作権には、保護期間というものがあります。著作権は、著作者の死後50年間保護されます。→現在は、著作者の死後70年間保護されます。2018年12月に改訂されました。
年が書かれることで、著作物が創作された年が明確になることで後何年保護されているか把握することができますね。
著作権保持者を明確にする
日本では、著作物を創作した時点で著作権が発生する(著作権の申請がない)ため、誰が著作権を有しているのかが分かりません。
copyrightには個人名や企業名が書かれており、著作権保持者を明確にする役割があります。
閲覧者に安心を与える
何にせよ、copyrightが書かれてあると安心できますよね。
企業の名前が書かれてあれば、そこに書かれている情報を信じれるかどうかが判断できますし、どこの誰の記事か分からないサイトよりも安心できます。
そういう意味でcopyrightがあるのです。
copyleftもあるの??
ここまで、copyrightのお話をしてきました。
先ほど、rightの意味で権利, 右があると言いました。
このrightを右と捉えて、作られた言葉がcopyleftです。
右と左が反対の意味であるように「copyright」と「copyleft」は反対の意味です。
copyleftとは、「許可がなくても、特定の人が自由に複製や変更ができる」という意味になります。
OSSライセンス
OSS(オープンソースソフトウェア)を聞いたことがあると思います。これは、ソースコードが公開されていて、誰でも複製や改良、再配布を行うことができるソフトウェアのことを言います。
ただし、二次製作物の配布者に対しても、全く同じ条件で派生物を配布しなければなりません。
この複製や改良を許容する範囲を制限しているものがOSSライセンスになります。この基盤となるのが先ほど説明したcopyleftです。
このOSSライセンスは大きく3つに分類することができます。
- コピーレフト型ライセンス
- 準コピーレフト型ライセンス
- 非コピーレフト型ライセンス
簡単に表にまとめました。
複製 | 改変 | 改変部分の公開 | 組合わせコードの公開 | |
コピーレフト型 | ○ | ○ | ○ | ○ |
準コピーレフト型 | ○ | ○ | ○ | × |
非コピーレフト型 | ○ | ○ | × | × |
簡単に言いますと、改変部分のソースコードや組み合わせのソースコードの公開義務が準コピーレフト型や非コピーレフト型には無いということです。
つまり、一番上のコピーレフト型が一番厳しいということです。
下の方が少し、制限が緩いという意味です。
なので、コピーレフト型は避けた方がベストです。
さいごに
どうだったでしょうか?
著作権に関しては、なかなか難しいことが書かれており、勉強しづらい部分の一つです。
こういった知識を持たずに開発をしている人、しっかり勉強しておかないと、後々、大きなリスクを持つことになります。
自分の身を守るためにも、著作物を守るためにも勉強しておくことをお勧めします。
それではまた。「しゃろ」(@shalo_engineer)でした。
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